桶沼 ( 桶沼 水深13m  福島県福島市 )
浄土平からのパノラマ
浄土平湿原からのパノラマ
            桶沼からのパノラマ
       磐梯吾妻スカイラインからのパノラマ
桶沼コース

   ● 桶沼
        桶沼はスカイラインを挟み浄土平の南に位置
        します。
        樹木に囲まれた火口跡は水をたたえ、新緑や
        紅葉時はとくに映えます。
        3ヶ所の登り口は沼畔で合流し、斎藤茂吉の
        歌碑があります。
           五日ふりし雨はるるらし山腹の
               吾妻のさぎり   天のぼりみゆ
        自然探勝路をその先、兎平や鳥子平まで足を
        伸ばすことができます。

   ● 詩歌の山 吾妻山
        吾妻山は、古くは平安時代から「思い野山」「恋の山」として和歌の対象となっていました。
        吾妻山の雄々しい姿や立ち上がる噴煙が、古来から歌人たちの詩情を湧かせたのでしょう。
        ここにある歌碑は歌人斎藤茂吉の歌を刻んだもので、昭和28年に茂吉の長男である斎藤茂太氏夫妻らに
        より除幕式が行われました。
        この歌は、茂吉が大正5年に吾妻山を訪れた際、宿をとった高湯温泉の旅館主人へ残したものです。
        また、歌碑に使われた石は、麓を流れる荒川の市内荒井付近から運んだものです。
           五日ふりし雨はるるらし山腹の   吾妻のさぎり   天のぼりみゆ
                                                       大正五年秀日 茂吉録書

                           

                                               (斎藤茂吉の歌碑)

   ● 浄土平
        浄土平は標高1600m付近に位置する亜高山帯に属する平地で、吾妻山系においては比較的新しい火山
        地域に属します。
        湿原には木道があり、高山植物や火山植生を観察できます。
        浄土ビジターセンターでは、周辺の自然に関する様々な情報を得る事ができます。

   ● 浄土平の由来
        吾妻山は古くから信仰の山として栄え、中吾妻山の西側にある吾妻神社(吾妻山大権現)には山伏修行の
        ため、麓からの駆け道(登山道)が通じていました。
        駆け道沿いには、修験に関連した地名が残されています。
        浄土平は、吾妻小富士や一切経山に囲まれた鮮やかな花々に満ちた平坦地で、厳しい山道を歩んできた
        登拝者にとって極楽浄土のように思えたことから名付けられたと考えられます。

        


   ● 浄土平湿原
       吾妻山系には、浄土平をはじめ谷地平、弥兵衛平、酸ヶ平、景場平といった数々の湿原が点在します。
       ここ浄土平湿原は、一切経山の火山活動によって噴出した火山灰が堆積し、それが風化して水を通しにくい
       層となり、地表に水がたまってできたと考えられています。
       有名な尾瀬ヶ原は、燧ヶ岳の火山活動によってできた湖に周囲の山々から土砂が流入して浅化し、そこへ
       水生植物が進入、その遺体が長い年月をかけ蓄積して厚い泥炭層を形成したものと考えられ、浄土平とは
       湿原の成り立ちが異なります。
       浄土平では、イソツツジ、イワカガミ、ワタスゲ、モウセンゴケなど様々な湿原植物が観察できます。
       湿原には保護と利用のため木道が設置してありますが、木道を踏み外さないよう注意して散策しましょう。

   


                 

          (イソツツジ)                (ワタスゲ)                (イワカガミ)

   ● 浄土平周辺の自然
        浄土平を囲むように連なる吾妻小富士、東吾妻山、一切経山と、福島・山形との県境に連なる西吾妻山東
        大嶺、家形山などの2000M級の峰を総称して吾妻山と呼んでいます。
        吾妻山は今から約20万年前に始まった幾度にもわたる火山活動によって誕生し、おおよそ現在の姿になっ
        たのは約5〜6千年前であるとかんがえられています。
        一切経山は今も噴気活動が続いており、明治26年の大爆発の時には浄土平付近は数メートルの火山灰
        に覆われて荒涼とした裸地になっていたと考えられています。
        百年余り経過した現在は、浄土平や桶沼、鎌沼などにおいて、湖沼や湿原と多様な植生が調和し四季折々
        変化に富んだ美しい景観を見せています。
        私達は自然がもたらす様々な恩恵を体感し、感謝するとともに、この貴重な自然を後世に伝えることの大切
        さを忘れてはなりません。


   ● 吾妻小富士
        約6千年前に形成された円錐状の成層火山で、火口直径約500m、中央の噴火口が摺り鉢状になり、火口
        底までの深さは約70mあります。
        火口に沿って1周約1.5kmで360度のパノラマが広がり、福島市街・安達太良・蔵王なども見渡せます。
        春のころになると山肌に残る雪がうさぎのような形に見えるようになります。
        この残雪は”雪うさぎ(吾妻の雪うさぎ)”と呼ばれ、福島市民に春の訪れを知らせる風物詩です。
        ”雪うさぎ” が見えはじめると、苗代に種をまき始めたことから、”種まきうさぎ” と呼ばれています。

        


   ● 一切経山・五色沼
        浄土平の北側にそびえる一切経山(標高1948.8m)は今なお噴気活動している活火山です。
        山頂からは神秘的な青色の水をたたえる五色沼のほか、360度の展望が得られます。

        


                 


           ● アクセス(11月中旬〜4月上旬は磐梯吾妻スカイラインは通行止)
                車・・・・・東北道福島西ICより国道115号、県道5・70号にて20km 50分
                   (今回)
                      五色沼散策後、磐梯吾妻スカイライン・土湯料金所を入り「浄土平」へ。

                バス・・・JR福島駅西口(福島交通吾妻スカイライン方面行き)1時間10分
                      バス停:浄土平下車


                      (浄土平ビジターセンターのHPを参考にしました)


                 (山道などが変更されている場合もありますのでご注意ください)

                         (画像をクリックすると、大きくなります)


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