五色沼 ( ごしきぬま 福島県北塩原村 )
毘沙門沼(1)からのパノラマ
毘沙門沼((2)からのパノラマ
(1)ビジターセンタ→柳沼→遠藤現夢翁の碑
(2)青沼→るり沼→弁天沼
(3)竜沼→深泥沼→赤沼
毘沙門沼(3)からのパノラマ
毘沙門沼(4)からのパノラマ
柳沼からのパノラマ (4)毘沙門沼→サテライト→ビジターセンタ
       
  ● 磐梯山と五色沼
       1888年(明治21年)に大爆発した磐梯山は、南側の表磐梯と北側の裏磐梯とでは違った表情を見せて
       います。
       表磐梯側の緑に覆われた端正な姿に対し、裏磐梯側は噴火による大崩壊の跡が残る荒々しい姿が眺
       められます。
       裏磐梯側の五色沼周辺の大小の湖沼群はこのときの噴火によって生じた岩石や泥流が堆積し、窪地
       に水がたまり誕生しました。
       さまざまな彩りを見せる沼の水の色の違いは、火山活動によって水に溶け込んだ成分と、太陽光線の
       働きによるものです。
       噴火直後は泥流が覆いつくし、荒涼としたこの地でしたが、現在はすばらしい自然が再生しています。


             


  ● 案内コース
       (1) 裏磐梯ビジターセンタ−−→バス停「五色沼入口」−→
                         −→バス停「裏磐梯高原駅」−→「柳沼」−→「遠藤現夢翁の碑」

       (2) 青沼−→るり沼−→弁天沼

       (3) 竜沼−→深泥(みどろ)沼−→赤沼

       (4) 毘沙門沼−→ボート小屋−→石碑「日本赤十字社平時救護発祥の地」−→
                −→ギャラリー五色−→裏磐梯ビジターセンターサテライト−→裏磐梯ビジターセンタ−

      (柳沼)

         

      (青沼)

                     

      (るり沼)

            


      (弁天沼)

          


      (竜沼  みどろ沼)

                         


      (赤沼)

                

      (毘沙門沼)

      


  ● 裏磐梯の噴火(磐梯山噴火の状況)
       磐梯山の噴火は、数万年前から幾度となく繰り返されてきました。
       明治21年(188年)の噴火は、溶岩がほとんど流れ出さない水蒸気爆発で、大規模な山体崩壊を伴うも
       のでした。
       地下のマグマによって地下水が熱せられて生じた高圧の水蒸気が小磐梯と呼ばれた峰を吹き飛ばし、
       同時に北側の山腹を大きく崩壊させたのがこのときの噴火といわれています。
       このような火山活動は、長く活動を休止している火山に起こることが多いそうです。
       火口原にある銅沼から見た火口壁は、溶岩や火山砕堆屑物の堆積層が重なり、磐梯山が形造られ様
       子がよく観察できます。
       今でも火口壁の一部は噴気が立ちのぼり、急峻な壁面は年々崩壊が進み少しづつ形を変えています

  ● 五色沼の水の色
       五色沼湖沼群は、美しい青色を貴重にしてさらに幾つかの色が混ざり合い、それぞれに異なった微妙
       な色合いを見せてくれています
       五色沼の水には、アロフェンと呼ばれる鉱物質(アルミニウムの含水ケイ酸塩)の微粒子が大量に含ま
       れており、これらが水中に入った太陽光を反射することで、あの美しい青色が見られるのです。
       また沼の底や水草などに沈殿付着した酸化鉄により、赤褐色に見える部分もあります。
       このような五色沼湖沼群の神秘的な色合いは、様々な鉱物質を含んだ性質の異なる水系の水が混ざ
       り合うことにより作り出されているのです。

  ● 日本赤十字社平時救護発祥の地
       1888年(明治21年)7月15日午前7時45分頃、磐梯山が突如大爆発し、死傷者500余名を数える大惨
       事となった。
       この大惨事に際し日本赤十字社は医療救護員3名を派遣し、地元苗代町の医師ともども日夜の別なく、
       診療、治療の救護活動を展開した。
       世界の赤十字は当初戦時救護を目的として誕生したが、その後平時救護を正式にその活動対象に加
       えることとしたのは、国際機関である赤十字社連盟が設立された1919年以降であり、日本赤十字社の
       磐梯山爆発における救護活動から30有余年もあとのことであった。
       このことからも磐梯山爆発における救護活動は、赤十字平時救護の先駆的例として歴史的に注目され
       ていることろである。
       日本赤十字社福島県支部創立100周年にあたり、先人の発揮された情熱と遺業をしのぶとともに、赤
       十字活動の発展を祈念して平時救護にゆかりの当地にこの碑を建立する。 1989年(平成元年9月)

            


  ● 裏磐梯ビジターセンタ−(入館無料)
       国立公園を訪れる皆さんに公園内の自然や人文についてわかりやすく展示、解説することで、自然へ
       の理解を深め、また自然と直接ふれあうきっ かけをつくっていただくための施設です。
       五色沼自然探勝路をはじめとした野外フィールドにお出かけの際にせひお立ち寄りください。

                     



               


     ● アクセス
         五色沼の東西二ヶ所に入口が,あり、そばにバス停と駐車場があります。
             ビジターセンター側・・・五色沼入口
             磐梯高原側・・・・・・・・裏磐梯高原駅
          車の場合は東西どちらかの駐車場を利用し、片道は路線バスを利用すると効率的です。

      *裏磐梯ビジターセンターまでのアクセス
         車の場合
            磐越自動車道 猪苗代・磐越高原ICを下車。
            国道115号を経由して国道459号を裏磐梯方面へ 所要時間:30分
         電車・バスを利用の場合
            猪苗代駅(JR磐越西線)から磐梯東都バス/裏磐梯・桧原方面行き(35分)
                              バス停「五色沼入口」下車
            喜多方駅(JR磐越西線)から磐梯東都バス/猪苗代駅・裏磐梯ロイヤルホテル行き(65分)
                              バス停「五色沼入口」下車

             (裏磐梯観光協会・裏磐梯ビジターセンターのHPを参考にしました)


           近くに 鶴ヶ城・・飯盛山・・吾妻小富士・・桶沼・・大内宿・・塔のへつり があります


                       (画像をクリックすると、大きくなります)


                             ● (ホームへ) ●

  

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