吾妻小富士 ( あずまこふじ 1707M  福島県福島市 )
吾妻小富士からのパノラマ 浄土平からのパノラマ 浄土平コース

   ● 吾妻小富士
        約6千年前に形成された円錐状の成層火山で、火口直径約500m、中央の噴火口が摺り鉢状になり、火口
        底までの深さは約70mあります。
        火口に沿って1周約1.5kmで360度のパノラマが広がり、福島市街・安達太良・蔵王なども見渡せます。
        春のころになると山肌に残る雪がうさぎのような形に見えるようになります。
        この残雪は”雪うさぎ(吾妻の雪うさぎ)”と呼ばれ、福島市民に春の訪れを知らせる風物詩です。
        ”雪うさぎ” が見えはじめると、苗代に種をまき始めたことから、”種まきうさぎ” と呼ばれています。

        


   ● 浄土平
        浄土平は標高1600m付近に位置する亜高山帯に属する平地で、吾妻山系においては比較的新しい火山
        地域に属します。
        湿原には木道があり、高山植物や火山植生を観察できます。
        浄土ビジターセンターでは、周辺の自然に関する様々な情報を得る事ができます。

   ● 浄土平の由来
        吾妻山は古くから信仰の山として栄え、中吾妻山の西側にある吾妻神社(吾妻山大権現)には山伏修行の
        ため、麓からの駆け道(登山道)が通じていました。
        駆け道沿いには、修験に関連した地名が残されています。
        浄土平は、吾妻小富士や一切経山に囲まれた鮮やかな花々に満ちた平坦地で、厳しい山道を歩んできた
        登拝者にとって極楽浄土のように思えたことから名付けられたと考えられます。

        


   ● 浄土平周辺の自然
        浄土平を囲むように連なる吾妻小富士、東吾妻山、一切経山と、福島・山形との県境に連なる西吾妻山
        東大嶺、家形山などの2000M級の峰を総称して吾妻山と呼んでいます。
        吾妻山は今から約20万年前に始まった幾度にもわたる火山活動によって誕生し、おおよそ現在の姿に
        なったのは約5〜6千年前であるとかんがえられています。
        一切経山は今も噴気活動が続いており、明治26年の大爆発の時には浄土平付近は数メートルの火山
        灰に覆われて荒涼とした裸地になっていたと考えられています。
        百年余り経過した現在は、浄土平や桶沼、鎌沼などにおいて、湖沼や湿原と多様な植生が調和し四季
        折々変化に富んだ美しい景観を見せています。
        私達は自然がもたらす様々な恩恵を体感し、感謝するとともに、この貴重な自然を後世に伝えることの
        大切さを忘れてはなりません。


   ● 一切経山・五色沼
        浄土平の北側にそびえる一切経山(標高1948.8m)は今なお噴気活動している活火山です。
        山頂からは神秘的な青色の水をたたえる五色沼のほか、360度の展望が得られます。

        


   ● 鎌沼・姥ヶ原
        形が鎌に似ていることから名が付いたとされる鎌沼には、周囲に木道がめぐらされており、数々の高山
        植物が観察できます。
        沼の西側の姥ヶ原では、強い西風のため東に傾き樹形がテーブル状になったオオヒラビソやミネザクラ
        を見る事ができます。

   ● 磐梯朝日国立公園について
        国立公園とは、わが国を代表する自然の風景地を自然公園法により指定し、その
        風景地を保護するとともに利用の増進をはかる地域で、全国に28箇所 指定され
        ています。
        磐梯朝日国立公園は1950年に指定され、磐梯吾妻猪苗代地域、飯豊地域、出羽
        三山朝日地域の3地域からなります。
        ここ浄土平周辺は、すぐれた風致景観を維持するため特別地域、特別保護地区に
        指定されており、動植物や鉱物・土石の採取、木竹の伐採、土地形状の変更など
        が許可行為として制限されています。




                           


           ● アクセス(11月中旬〜4月上旬は磐梯吾妻スカイラインは通行止)
                バス・・・JR福島駅西口(福島交通吾妻スカイライン方面行き)1時間10分
                      バス停:浄土平下車

                車・・・・・東北道福島西ICより国道115号、県道5・70号にて20km 50分

                 (山道などが変更されている場合もありますのでご注意ください)

                         (画像をクリックすると、大きくなります)


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