奥の院思親閣周辺

                      

2010.05.13 南側展望台−−−奥の院思親閣−−−北側展望台−−−奥之院駅・東側展望台

             (画像をクリックすると、大きくなります)

「ハイキング東コース」で登ると、「奥の院・南側展望台」に到着します。
 富士山・天子山塊の山々、そして駿河湾・伊豆半島(今回は見えませんでした)、山梨・静岡の県境
 をなす安倍奥の山々を望む事が出来ます。


          



     


         


                



               長者ケ岳・・思親山・・浜石岳は、別途載せてあります。

階段を上ると、「開基堂」・「大考殿」・「札所」があります。
   *開基堂
       多宝塔形式で、身延山の開基檀越南部(波木井)実長像を奉安。
       以前は本堂前にありました。                身延町指定文化財。

          



札所脇の階段を上る左右に「日蓮大聖人 御手植杉」が。
   日蓮大聖人が両親を思い自ら植えた杉(約700年前)
      右側には「日蓮大聖人 御手植杉 御父妙日尊儀菩提」杉
      左側には「日蓮大聖人 御手植杉 御母妙蓮尊尼菩提」杉
        近くに「日蓮大聖人 御手植杉 立正安国」杉
            「日蓮大聖人 御手植杉 御師範 道善房」杉
              


階段を登ると「思親閣二王門」で「仁王尊」を安置。
  左側・・・「密迹(みっしゃく)金剛」   右側・・・「那羅延(ならえん)金剛」


    * (手水舎)・・(二王門)

                    


    * 左側・・「密迹(みっしゃく)金剛」  右側・・「那羅延(ならえん)金剛」

          


「奥の院思親閣」になり、「祖師堂」・「鐘楼」・「常護堂」・「露座仏像」・「元政塚」などがあります。
   *奥の院思親閣
       日蓮大聖人は9ヵ年に亘る身延山での御生活の間、常にこの峰にまで登られ遥か故郷
       房州の空を拝し、両親をはじめ師匠の追善供養を祈られました。
       大聖人入滅の翌年、高弟の日朗上人が亡き師の篤い孝心を後世に伝えるべく、山頂に
       一宇を建立したのが起源。
   *祖師堂
       日蓮大聖人の直弟子である六老僧の一人、大国阿闍梨(あじゃり)日朗上人により開創
       され、加賀藩三代藩主・前田利常公の母君・寿福院お千世の方の寄進により寛文5(16
       65)年に完成した日蓮大聖人・六老僧・両親像を安置開扉参拝のお堂。
   *鐘楼
       鐘楼と洪鐘(かね)は、寛文8(1668)年、久遠寺29世法主・日莚上人の代に造られたも
       ので身延町の文化財に指定。

                    


   *常護堂
       日蓮聖人が身延山に登られた時、道中を陰に陽に御守護されたという常護大菩薩をお
       祀りしたお堂。

        (常護堂)・・(露座仏像)

                    


お参りを済ませ、北側展望台に向かいます。

                    

北側展望台到着。
  七面山・早川渓谷・南アルプス連峰・八ヶ岳連峰、そして奥秩父の山々を背にした甲府盆地へ
  と続きます。
  特に空気の澄む冬は、北岳をはじめとする南アルプス連峰、主峰・赤岳をはじめとする八ヶ岳
  連峰が白銀を頂き、ひときわ輝きを増します。


          


    * (七面山)・・(上河内岳)・・(笊ケ岳)

          


    * (中岳・悪沢岳・千枚岳)・・(塩見岳)・・(黒河内岳・農鳥岳・間ノ岳・北岳)

          


    * (農鳥岳・間ノ岳)・・(北岳)

          


    * (富士見山)・・(観音岳・薬師岳・櫛形山)・・(権現岳・赤岳・横岳)

          


 



  


                         (全景は、パノラマでご覧ください )

            下記の山々は、別途載せてあります。

                   櫛形山・・横尾山・・茅ケ岳・・金峰山・・朝日岳・・北奥千丈岳

   *早川渓谷について
       皆様は今、日本の地質構造を東西に二分する境界を目の前にしておられます。
       この境界は地質学上有名な糸魚川−静岡構造線で支流の早川渓谷の上流及び左手の支流春木
       川渓谷を通っています。
       この線の東と西では岩石の質がはっきりと異なっていますが、その成因は今から五千万年前頃、
       この線の東側一帯が大陥没により海底へ沈降し、海底火山の噴出物並びに両側山地からの土石
       流の堆積により新しい岩石が出来たあと隆起して現在の陸地になったためとされています。
       このあたりも大昔は海の底であったため、岩の中に貝の化石などが見られることもあります
       この陥没地帯は今でも両側の山地よりは低いのでフオッサ・マグマ(大凹地帯)と呼ばれています
  
奥之院駅(ロープウェイ)に向います。
約2分程で奥之院駅になり、手前左側は「奥の院思親閣」へ、右側は「西コース・復路」です。

    * (奥之院駅方面へ)・・(奥の院思親閣方面)・・(ハイキング西コース方面)

          


奥之院駅隣が、「東側展望台」です。
  「関東の富士見百景」に選定され、富士山始め前衛の天子山塊から駿河湾・伊豆半島へと続く大
  パノラマです。
  又、春(3月中旬)と秋(9月下旬〜10月初旬)のほんの数日間、富士山頂中央部から朝日が昇り、
  ダイヤモンドリングのように輝く珍しい自然現象「ダイヤモンド富士」を観る事が出来ます。

          


                    



       

                    (全景は、パノラマでご覧ください )


               長者ケ岳・・思親山・・浜石岳は、別途載せてあります。


                    (画像をクリックすると、大きくなります)

 

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