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<< 阿弥陀堂−→鐘楼−→かきがら稲荷大明神−→永代有縁墓−→ −→弁天堂−→弁天窟−→大黒堂−→書院−→和み地蔵 >> ● 阿弥陀堂(阿弥陀如来) 長谷誓願寺(現亡)の旧本尊という由緒を持つ当山の阿弥陀如来座像は、伝承によれば鎌倉幕府初 代将軍源頼朝公の厄災消除を祈願し造立された尊像であるといわれ、後年「厄除阿弥陀」として諸 方からの信仰をあつめてまいりました。 上品上生の印相を示す丈六の阿弥陀像は鎌倉でも希有な存在といえ、鎌倉六阿弥陀のひとつにも 数えられます。 ● 鐘楼 文永元年(1264)鋳造の銘を持つ、鎌倉でも常楽寺、建長寺に次ぎ3番目に古い鐘楼です。 昭和28年に国の重要文化財に指定され、現在は宝物館において収蔵展示中。 20年程前までは「時の鐘」として実際に撞いていました。 現在の梵鐘は昭和59年に新鋳され、毎年の大晦日には除夜の鐘を撞きにみえられる参拝の方々で 賑わいます。 ● かきがら稲荷大明神 有縁の地を求めて大海を漂泊していた御本尊、長谷観音は、その付着した「かきがら」の導きで当 地に光臨したといわれています。 以来、人々を豊楽へと導く御祭神としてお祀りし、ご参拝の方々に崇められております。 ● 永代有縁墓 当山において全ての管理とご供養を行う共同墓地です。 お問い合わせは 観音堂へ ● 弁天堂 寺伝によれば当山の八臂(はっぴ)の弁才天像は、弘法大師が廻国修業の折、当山の岩窟に参籠し 感得して自ら刻まれた尊像といわれ、江戸時代には「出世弁才天」の名で世に知られていました。 現在その尊像は観音ミュージアムに収蔵されています。(通常非公開) このご本尊に代わり、堂内には「福徳弁才天」がお祀りされ、広く皆様にご利益をお授けしています ● 弁天窟 弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟には、その名にちなみ窟内壁面には弁財天とその眷属である十 六童子が彫られています。 また弁財天と同じ神様であるとされる民間信仰の宇賀神(人頭蛇身)もお祀りされています。 宇賀神 (別名 宇迦之御魂神/うかのみたまのかみ) 日本古来の神で雨を降らし穀物を育てて私たちに食べ物の恵みをお与え下さる神様蛇の姿をしてお り(人頭蛇身の場合もある)水と富みのご利益から弁財天と一体の神として祀られる。 * (入口) * (出口) * 長谷寺弁天窟十六童子 一覧 (名称) (別称) (本地) (功徳) (1)善財(ぜんざい)童子・・・・・乙護(おとご)童子・・・・・・大黒天・・・・十五童子を司る神 (2)計升(けいしょう)童子・・・・悪女(あくにょ)童子・・・・・大黒天・・・・・経理・経営の神 (3)衣裳(いしょう)童子・・・・・・除哂(じょき)童子・・・・・・摩利支天・・・着衣に不自由しない神 (4)蠶養(さんよう)童子・・・・・悲満(ひまん)童子・・・・・勢至菩薩・・・・蚕・繭の神、衣服の神 (5)筆硯(ひっけん)童子・・・・・香精(こうせい)童子・・・・金剛手菩薩・学問成就の神 (6)酒泉(しゅせん)童子・・・・・密跡(みっしゃく)童子・・・無量寿仏・・・酒の神 (7)牛馬(ぎゅうば)童子・・・・・膸令(ずいれい)童子・・・薬王菩薩・・・・動物愛護の神 (8)稲籾(とうちゅう)童子・・・・大神(だいしん)童子・・・・文殊菩薩・・・・五穀豊穣の神 (9)飯櫃(はんき)童子・・・・・・質月(しつげつ)童子・・・・栴檀香佛・・・・食物授与の神 (10)金財(こんざい)童子・・・・召請(しょうせい)童子・・・薬師如来・・・・金銀財宝・商売繁盛の神 (11)船車(せんしゃ)童子・・・・光明(こうみょう)童子・・・薬上菩薩・・・・交通安全の神 (12)印鑰(いんやく)童子・・・・麝香(じゃこう)童子・・・・・釈迦如来・・・・悟りと解脱へ導く神 (13)官帯(かんたい)童子・・・赤音(せきおん)童子・・・・普賢菩薩・・・・法を守る神 (14)従者(じゅうしゃ)童子・・・施無畏(せむい)童子・・・・龍寿菩薩・・・・経営の神 (15)愛慶(あいきょう)童子・・・施願(せがん)童子・・・・・観世音菩薩・・愛情・恋愛成就の神 (16)生命(しょうみょう)童子・・臍虚空(せいこくう)童子・弥勒菩薩・・・・長寿の神 ● 大黒堂 当山伝世の大黒天像は、応永19年(1412)の銘をもつ神奈川県内でも最古の尊像で現在は観音ミュ ージアムに収蔵されています。(通常非公開) このご本尊に代わり、堂内には「出世・開運授け大黒天」や「さわり大黒」が祀られ、鎌倉・江の島七 福神巡りの一つとしてご参拝の方々に親しまれています。 * (さわり大黒 ご利益が授かるようおさわり下さい) ● 書院 美しい枯山水庭園の先に、写経道場として平成25年9月に竣工しました。 毎日写経・写仏ができます。 ● 和み地蔵 (画像をクリックすると大きくなります) ● (入口へ) ● |