● 西繭倉庫 ● 明治5年(1872)の建設で、東繭倉庫と同様に2階に繭を保管しました。 1階北半分は、当初は壁がない状態で石炭置き場として使われ、昭和50年代に現在のように整備さ れました。 操業開始時には養蚕は年に一度しか行われなかったため、一年間操業する分の繭を一遍に買い入 れ貯えておくため、巨大な倉庫2棟が建設されました。 ● 煙突 ● 現在の煙突は昭和14年(1939)に建造された鉄筋コンクリート製です。 (高さ37.5m 直径2.5m) 明治5年(1872)には高さ36mの鉄製の煙突が建てられました。(現在の煙突と位置は異なります) 4.4mのレンガ積みの上に、高さ1m 直径1.3mの鉄製の筒を積み上げ、四方に鎖を張って支えてい ました。 この初代の煙突は、明治17年に暴風によって倒壊しました。 高い煙突が設けられたのは、石炭を燃やす際に発生する煙対策です。 明治時代に使用された鉄製の煙突基部が、現在は井戸の囲いとして残されています。 * (西繭倉庫)・・・(煙突) (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |