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● 1階展示室へ。 ● 常設展示 2 解き明かされる2万年前 ここでは、発掘調査からわかったことを「富沢博士」が謎解きをしながら紹介します。 最初の展示では、2万年前に富沢にきた旧石器人たちは何をしていたのか、次の展示では見 つかった多くの樹木やシカのフン、昆虫はどんな自然環境を物語ってくれるかをテーマにしてい ます。 氷河期の世界を博士と一緒に考えてみましょう。 ● 頭骨からみた人類の進化 直立二足歩行を始めた人類は、その後脳の容量が大きくなるとともに身長も高くなっていきました *頭骨の高さは身長を表しています。 *アウストラピテクス・アファレンシス ハダール(エチオピア)300万年前 複製 *アウストラピテクス・アフリカヌス ステルクフォンテイン(南アフリカ)250−300万年前 複製 *ホモ・ハビリス 東トルカナ(ケニア)180万年前 複製 *ホモ・エレクトゥス モジョケントロトゥス(インドネシア)100万年前 複製 *ホモ・エレクトゥス(北京原人) 間口店(中華人民共和国)23〜46万年前 複製 *ホモ・サビエンス・アーカイック ブロークン・ヒル(ザンビア)12万5千年前 複製 *ホモ・サピエンス・サピエンス 港川(日本)1万8千年前 複製 ● 富沢博士 ようこそ諸君! わしは富沢博士じゃ。 地下の展示室は楽しんでもらえたかね? ところで、あの風景や人間の活動はどうやって再現されたと思うかね? これから、わしといっしょにその謎を解きあかしてみよう。 2万年前の環境と人類 氷河が拡大し、海面は100m近く下がっていた。 そのため日本列島は大陸と陸続きか、それに近い環境にあり、動物や植物も現在と異なっていた。 この頃には人類はシベリアまで活動範囲を広げており、多くの旧石器時代の遺跡が発見されている ● 2万年前の海岸線と富沢 海面が100m近く下がっていたため、仙台湾はほとんどが陸地で、海岸線は現在よりはるか沖合い にあった。 当時の富沢は、標高が約100mで、海岸からは50kmほどはなれていた。 ● 樹木の保存処理とポリシロキサン これは2万年前の地層から掘り出されたグイマツの樹根である。 地下展示室と同様に、ケイ素化合物であるポリシロキサンという薬品で保存処理している。 ● 編布について 編布はカラムシやアカソ、麻などの植物の繊維を材料にし、俵や簾を作るのと同じように、よこ糸に たて糸を絡ませ編んでいくものです。 この布の起源は古く、およそ6000年前の縄文時代前期にあったことがわかっています。 編布班活動のようす ● 案内所の側から野外展示へ (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |