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● 1階展示室に向かいます。 ● 2万年前の石器 2点ともたき火跡のまわりから見つかりました。 右の石のハンマーには表面にたたいたあとが残っています。 このハンマーの近くからは割られたかけらが80点ほど見つかりました。 その1点が左の石のかけら。 もともとの表面がが残っており、割りはじめた段階のものとみられます。 ● 縄文土器と石匙 左の縄文土器はいまからおよそ3,500年前のもの。 ほそい縄ひもを交互にころがし、もように変化を出しています。 右はつまみのある石匙。 つまみのところにひもをまきつけ、もち歩いて万能ナイフとして使われました。 ● 所々から、「地下展示室」が見えます。 ● 弥生土器と石包丁 2点とも弥生時代の水田あとから見つかったいまからおよそ2,000年前のもの。 左の弥生土器はほそい棒でもようをえがき、そのほかはこまかな縄のもようでうめています。 右の石包丁はイネの穂をつみ取る道具。 2つのあなは手にかけるひもを通すためのものです。 ● 平安時代の土器(須恵器/すえき) いまからおよそ1,000年前の平安時代の水田あとから見つかったもの。 須恵器とよばれる高温で焼かれたかたい焼きものです。 表面には墨で「性」と読める字が書かれています(墨書/ぼくしょ/土器とよばれています)。 ● 富沢遺跡の調査 富沢遺跡は、仙台市太白区の低地にある面積90haの広大な遺跡である。 1982年から発掘調査が行われ、弥生時代から明治時代にかけての水田跡が広い範囲に何層もあ ることがわかり、大規模な水田遺跡として知られるようになった。 多くの調査から、その下に縄文時代の層がある事もわかり、さらに下層の調査を進めた結果1988 年3月に、地下5mから、2万年前の氷河期の森と人の生活した痕跡が一緒に見つかった。 これは、旧石器時代の人類と自然環境を考えるうえで、世界的にも例のない貴重な発見となった 「資料は、仙台市教育委員会所蔵」 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |