(画像をクリックすると、大きくなります) ● (思川・オモイガワ)・・・(兼六園熊谷・ケンロクエンクマガイ) 思川・・・・・日光植物園の久保田博士により、栃木県小山市にある修道院の庭に植わる”ジュウガツザクラ (十月桜)”の実生から生まれました。 修道院の下を流れる川の名に因んで命名され、現在小山市の花になっています。 兼六園熊谷・・明治の初めには石川県・兼六園の名桜で知られるようになったそうです。 ”ヤマザクラ” と ”ベニヤマザクラ” の交雑と考えられています ● (伊豆桜・イズザクラ)・・・(薄毛大島・ウスゲオオシマ) 伊豆桜・・・・・ 薄毛大島・・・ソメイヨシノあるいはエドヒガンとオオシマザクラの交雑種と考えられています。 小花柄や各部に毛がありオオシマザクラにない特徴をもっています。 ● (仮衣・カリギヌ)・・・(潮風桜・シオカゼザクラ) 仮衣・・・・・ 潮風桜・・・南伊豆で発見した桜で大島桜の一型。 大島桜は花が咲く時に葉が開いているが、潮風桜の方はほとんど開いていないそうです。 微淡紅色で、花には芳香があります。 ● (紫宸殿・シシンデン)・・・(宗堂桜・ソウドウザクラ) 紫宸殿・・・・その名から御所、紫宸殿に由来の桜と思われますが由来は不明です。 宗堂桜・・・・八重桜の一種で花弁が60枚あり、花弁の内側の20 枚ほどが反転してカール状になっています。 岡山県の天然記念物に指定されています。 この桜には、悲しい伝説が残されています。 寛永年間(1624-1640)宗堂山妙泉寺という寺があり、その住職が参道に数十本の八重桜を 植えていました。 寺が花につつまれたある春に、上人は法難を受け、桜並木の前で絶命してしまいました。 主の死を悼んだ桜が、花弁の一部を内にまきこみ、結実しなくなったと言われています。 地元の取り組みにより現存する数株の桜の母樹として保護し、接ぎ木による育成により妙泉寺 跡一帯に宗堂桜を見ることができるそうです。 ● (新墨染・シンスミゾメ)・・・(鬼無稚児桜・キナシチゴザクラ) 新墨染・・・・・従来のスミゾメと区別するため、本種の名が付けられました。 鬼無稚児桜・・高松市鬼無町で栽培されていた山桜系の菊桜です。 蕾のころは濃紅色、開花すると淡紅色となる ● (東京桜・トウキョウザクラ)・・・(二度桜・ニドザクラ) 東京桜・・・・・ 二度桜・・・岐阜県小野町に原木があり揖斐の二度桜として知られています。 咲き始めは花弁が5枚ですが、さらに開花が進むと八重咲き、菊咲きへと変化します。 珍花の一つです。 ● (早生吉野・ワセヨシノ)・・・(金剛山・コンゴウサン) 早生吉野・・・・・原木は静岡県三島市の国立遺伝学研究所にあります。 新緑と花が同時です。 金剛山・・・・・・東京の荒川堤由来の桜です。 ● (大山桜・オオヤマザクラ)・・・(大輪大山桜・タイリンオオヤマザクラ) 大山桜・・・北海道、東北地方の山地には多く自生します。 別名”エゾヤマザクラ” ”ベニヤマザクラ”とも呼ばれています。 大輪大山桜・・・ ● (鴛鴦桜・オシドリザクラ)・・・(千原桜・チハラザクラ) 鴛鴦桜・・・御殿場市、印野の農家に植えられていたもので、同市長塚の渡辺健二氏によって発表さ れました。 豆桜系の重弁品種で、”里桜”と”マメザクラ”の雑種ではないかと思われています。 千原桜・・・熊本県島崎町千原台由来の桜で、原木は大変巨木であったと言い伝えられています。 ● (子福桜・コブクザクラ)・・・(十月桜・ジュウガツザクラ) 子福桜・・・シナミザクラとジュウガツザクラの雑種あるいはエドヒガンの雑種と考えられています。 複数の実を着けることから、”子福桜”と呼ばれていますが、結実しない場合が多いそうです。 秋から冬と春の年二回咲くそうですが、大きさや花柄の長さに違いがあります。 十月桜・・・コヒガンザクラ(小彼岸桜)の八重咲きの園芸品種で、4月上旬と 10月〜12月の2回花が咲 きます。 ● 画像に間違いがありましたら、訂正いたしますのでご連絡ください ● また立ち入り禁止場所や高い木で、鮮明に撮る事ができない 画像もあります。 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入り口へ) ● |