● 国指定名勝 日本平 指定年月日 昭和34年6月17日 「日本平」は、有度丘陵頂部一帯の平坦部を指し、四周の壮大な眺望にすぐれていることから 昭和34年に国指定名勝に指定されました。 眼下に清水港、美保松原、清見潟、そして正面に秀麗な富士山を仰ぎ晴れた日には伊豆半 島や御前崎、さらに聖岳をはじめとする南アルプス連峰を遠望することができます。 なお丘陵南面は徳川家康公を祀る東照宮のある久能山との間に「屏風谷」と呼ばれる深い崖 を形成しており、天下の奇観といわれています。 平成16年3月 静岡市教育委員会 ********************************************* 清水日本平パークウェイで山頂駐車場に到着。 周辺には、売店やレストランがあります。 (日本平は昭和26年3月6日に県立自然公園に、昭和34年6月17日に国の名勝に指定されました) (全景は、パノラマでご覧ください) 吟望台に向かいます。 すぐ左側に入ると東展望台で、ここからは、清水の港町越しに、霊峰富士の姿を望むことができます。 もとの道に戻り、階段を上がっていきます。 山頂広場になり、デジタルタワーや看板(東海自然歩道バイパスコース)がたっています。 童謡 赤い靴をはいていた女の子を尋ねて 野口雨情の詩になる童謡”赤い靴”をはいていた女の子にはモデルがありました。 明治37年7月15日清水市宮加三(旧不二見村)に生まれた「岩崎きみ」がその子です。 「きみ」とその母親「かよ」とは、故あって北海道にわたりますが、この地で母は、まだ2歳になったばかり のわが子を、アメリカ人宣教師 ヒエット夫妻に、その養育を託すさだめとなりました。 やがて宣教師夫妻には母国への帰国が命ぜられますが、このときすでに、「きみ」は不治の病におかさ れており、夫妻はやむなくこの幼な子を孤児院に残されており、夫妻はやむなくこの幼な子を孤児院に 残して旅立ちました。 「きみ」はひとり、癒えることのない病の床にあって相見ることもかなわぬ母を慕いながら、わずか9歳の 短い生涯を終えたのでした。 いま、この女の子は、東京六本木にある鳥居坂教会の共同墓地に眠っております。 私たちは、この幸せ薄い母と子のかなしみに思いを寄せ、母と子をふるさとの地、不二見村を見おろすこ の日本平山頂に、再び相いあわせようと考えました。 ここに全国数万人に及ぶ人々からの浄財を得て、この像の建立ができましたことに、人間の善意と尊厳 に大きな感動と希望をおぼえるものであります。 厳に大きな感動と希望をおぼえるものであります。 母と子よ、永遠に安らかなれ 昭和61年3月31日 「赤い靴」の女の子母子像建設委員会 母子像制作 高橋 剛 階段をのぼると「吟望台」です。 「徳富蘆花」(とくとみろか)の兄で、「近世日本国民史」でも知られる、ジャーナリストの「徳富蘇峰」 (とくとみそほう)により名づけられました。 伊豆半島・駿河湾・三保の松原・清水港・富士山・南アルプス・・と、360度の大パノラマが楽しめます。 (全景は、パノラマでご覧ください) ●● 近くに「久能山東照宮」があります ●● (アクセス) 車の場合 東名清水I.C.より清水日本平パークウェイ経由で約25分 東名静岡I.C.より静岡日本平パークウェイ経由で約25分 バスの場合 JR静岡駅11番バス停より「しずてつジャストラインバス」 「日本平ロープウェイ行き」にて終点手前「日本平石碑前」下車 JR東静岡駅11番バス停より「しずてつジャストラインバス」 タクシーの場合 JR静岡駅より約25分 JR清水駅より約20分 JR東静岡駅より約10分 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (ホームへ) ● |