(5)安産杉−万巻上人奥津城

                            


                       (箱根神社HP境内案内図をお借りしました)

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  ● 絵馬殿を出ると「安産杉」が。
       安産杉の由来
         この大杉は、古代山岳信仰の名残りをとどめる幸運の栄木です。
         遠い神代の高高天原から降臨された皇孫 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、この地上で初めて出会
         った容色婉女な 木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと/富士山の神様)と結婚して、日継の
         皇子彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)が誕生されたという神話に由来します。
         箱根神社はこの皇祖三神をおまつりしていますが、この木は古代祭祀の象徴たる神籬(ひもろぎ
         /栄木)として崇めてきたものです。
         これがいつの頃よりか里人は、この大樹を健全な母胎の象徴とみなし、子孫繁栄を祈る子授け
         安産の杉と敬仰するようになりました。
         かつて鎌倉に幕府を興した源頼朝は、特に当神社を崇敬しましたが、その御台所政子の安産を
         祈願して實朝(三代将軍)が無事誕生しました。
         爾来武家庶民の間にもこの風習が広く行れるようになったといわれます。
         こうしたことから、境内にある矢立の杉と共に「霊妙杉」と称えられていますが、今日でも当神社
         の安産守は霊験灼かだと信仰されています。

                             


  ● 神奈川県指定天然記念物「ヒメシャラの純林」 箱根神社境域
        ヒメシャラはツバキ科に属し、箱根神社々殿裏傾斜地を覆う地域がヒメシャラの純群落をなし、
        目通り直径最上67cm、最小25cm、平均31cm、高さ18m前後のもの115本あり、夏期はウッソウ
        と空を覆い、秋落葉期は明るい林相をなし、紅味を帯び滑らかな樹幹が林立して他に見られな
        い美しい景観を呈する。
        富士箱根国立公園地帯が分布の北限である。
          注意
            この天然記念物は神奈川県文化財保護条例により指定してあります。
            みだりに現状を変更して、滅失(なくしたり)、殷損(こわしたり)、衰亡、その他、保存に影
            響を及ぼす行為をした者は、処罰されますから、御注意下さい。
                        昭和28年12月22日  神奈川県教育委員会

                                    


  ● 「万巻上人奥津城」方面にむかい、鳥居のある小さな社を通過。

                         


  ● 緩い上りを進むと分岐になり、左側を進みます。
        (右側を行くと、舗装道路にでます)

                     


  ● ヒメシャラの純林の中を進むと、赤い鳥居が見えてきます。

                  


  ● 万巻上人奥津城
        箱根権現中興開山万巻上人は、九頭龍を調伏したことで有名です。
        奥津城とはお墓のことで、横には歴代上人のお墓もあります。
        北参道入口脇にあり、毎月24日午前9時に月次祭が行われ、どなたでも参列出来ます。

                            


  ● すぐそばに、北参道入口の鳥居がたっています。

                          


                        (画像をクリックすると、大きくなります)


                               ● (入口へ) ●


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