(2)仁王門→地蔵堂

                    



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  ● 地蔵堂門


                          



                



      (14)水屋(地蔵堂前)
           寛政元年(1789)に江戸町火消ゑ組によって造立されました。
           鐶一紋をひとつのモチーフとして水鉢のデザインに取り入れており、火消衆の遊び心を感じさせ
           ます。  明治29年(1896)には、水屋の屋根が再建されました。


                  



      (13)石灯籠(地蔵堂前)
           文化14年(1817)に赤坂新町2丁目(港区)の八木屋利右衛門と相模屋幸七によって一対の石灯
           籠が寄進されました。
           正面には祐天寺の寺紋「鐶一紋」が浮き彫りされています。


                             



  ● 地蔵堂
       地蔵堂は天明8年(1788)に建立され、寛政12年(1800)に増築して現在の姿となりました。
       正面の扁額(へんがく)には、祐天上人の本地身(ほんじしん)の地蔵菩薩(ぼさつ)像が祀(まつ)られて
       いることを示す「開山本地堂(かいさんほんちどう)」と記されています。


                  



                  



                  



      (15)五番組供養碑
           向かって右の祐天上人名号付き五番組供養碑は、祐天寺13世祐興上人を導師として、安政4
           年(1857)に建立されました。
           五番組とは、江戸町火消いろは四十八組のうち「く組、や組、ま組、け組、ふ組、こ組、江組、し
           組、ゑ組」のことです。
           また、左の元五睦記念碑は祐天上人250年遠忌記念として昭和43年(1968)に建立されました。
           碑の名号は祐天寺20世勝雄上人の筆です。


                              



                              



  ● 仁王門    目黒区指定有形文化財(建造物) 昭和55年2月12日指定
       この仁王門は仁王像とともに、享保20年(1735)の建立で、五代将軍綱吉の息女竹姫が寄進されたも
       のです。
       桁行8.5m(28尺) 梁間4.3m(14尺) 棟高9m(29.6尺) 三間一戸八脚門切妻造本瓦葺型銅板葺(昭和6
       年茅葺よりふきかえ)円柱は欅材です。
       正面の両脇間に享保20年法橋石見作の仁王像、背面の東脇間に持国天、西脇間に増長天像が安置
       され、ともに運慶の作と伝えられています。
       また、中央間の内側には正面に麒麟、背面に海馬の二獣神を配しています。
       なお、頭貫上の蟇股には十二支が彫られ、方位を示しています。
       各虹梁、木鼻、肘木、蟇股に施された渦紋、若葉紋の彫りは力強さを感じさせ、木割、細部絵様等の建
       築様式の特徴は江戸中期の性格を留めています。
       長い年月の間に幾度か修理・改修されていますが、軸部、組物、細部絵様等に変化なく創建当初の姿
       を保存しています。    平成5年3月  目黒区教育委員会


                



         祐天寺2世祐海(ゆうかい)上人が揮毫(きごう)した扁額(へんがく)には、祐天寺の山号「明顕山
         (みょうけんざん)」と記されています。   これは祐天上人の法号「明蓮社顕誉上人(みょうれん
         じゃけんよしょうにん)」から取られたものです。


                  



                  



         仁王門の右側には口を開いた阿行(あぎょう)像、左側には口を結んだ吽行(うんぎょう)像が睨(に
         ら)みをきかせています。


                




         門の上方には、それぞれの方角を意味する十二支の彫刻があります。
         例えば、門の未申(ひつじさる)の方角、つまり南西側には、その方角に相当する羊と猿の彫刻が
         あしらわれています。


                  



      (27)歌碑
           高田康太郎氏の寄進により、平成11年(1999)に建立されました。
           知恩院86世中村康隆猊下の「寝ぬれはほとけのみ胸に 覚むれば佛のみ手に」の歌が刻まれ
           ています。
           「夜寝る時は仏さまの大きな慈悲の懐に休ませていただき、目覚めた時は仏さまのお導きを願っ
           てお念仏を称えつつ、この人生を歩んでいく」という思いが込められています。


                  



  ● 皇太子殿下御成婚記念樹


                          



  ● 精進殿(しょうじんでん)
       主に子どもたちへの教化活動を行う場として、平成28年(2016)に再建しました。
       毎夏、小学生を対象とした修行道場である「少年少女精進道場」が行われています。
       また、檀家の皆さまの葬儀式場としても使用しています。


                  



                          




                           (全景は、パノラマでご覧ください)


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