宗堂桜
 ソウドウザクラ
バラ科サクラ属 4月中旬(2)

八重桜の一種で花弁が60枚あり、花弁の内側の20 枚程が反転してカール状になっています。
岡山県の天然記念物に指定されています。
この桜には、悲しい伝説が残されています。
寛永年間(1624-1640)宗堂山妙泉寺という寺があり、その住職が参道に数十本の八重桜を
植えていました。
寺が花につつまれたある春に、上人は法難を受け、桜並木の前で絶命してしまいました。
主の死を悼んだ桜が、花弁の一部を内にまきこみ、結実しなくなったと言われています。
地元の取り組みにより現存する数株の桜の母樹として保護し、接ぎ木による育成により妙泉寺
跡一帯に宗堂桜を見ることができるそうです。


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