(画像をクリックすると、大きくなります) ● (薄墨・ウスズミ)・・・(海猫・ウミネコ) 薄墨・・・・・桜の全種300余種の内でも名花中の上位にあると云われる品種で、蕾のときは薄いピンク、満開 時は白色、散りぎわには特異の淡い墨色を帯びてきます。 日本で一番古い桜と言われる根尾谷の薄墨桜は有名です。 海猫・・・・・英国生まれの桜だそうです。 ● (江戸彼岸・エドヒガン)・・・(大島桜・オオシマザクラ) 江戸彼岸・・・本州の山地に分布する桜で、”アズマヒガン” ”ウバヒガン” ともいわれます。 3月の彼岸頃、葉に先駆け他の桜より早く咲きますが、個体間の変異が多いです。 大島桜・・・・・伊豆七島に自生し、伊豆半島にも自生がみられ、昔から薪炭材として多く利用しています。 伊豆では別名を ”シマザクラ” ”マキザクラ” ”モチザクラ”とも呼んでいます。 ● (吉祥寺・キチジョウジ)・・・(大花豆桜・オオバナマメザクラ) 吉祥寺・・・伊豆大島・大島公園の ”ソメイヨシノ” の実生から生まれました。 ”オオシマザラ” と ”ソメイヨシノ” の中間形です。 大花豆桜・・”マメザクラ” と ”オオシマザクラ” の交雑種と考えられています。 両種の特徴が見られ、花は”マメザクラ”より大きいのでこの名が付きました。 ● (薄重大島・ウスガサネオオシマ)・・・(御殿匂・ゴテンニオイ) 薄重大島・・”オオシマザクラ”の半八重となった品種です。 御殿匂・・・・名古屋の愛好家によって作られた桜だそうです。 ● (白雪・シラユキ)・・・(小彼岸・コヒガン) 白雪・・・・・東京の荒川堤由来の桜です。 わずかに若葉が出る頃に純白の花が咲くので、”白雪”と名づけられました。 サトザクラ類の代表的な栽培品種のひとつです。 小彼岸・・・伊豆半島、房総半島に野生のものが自生しています。 また交配親としても多くの品種を生み出しているそうです。 ● (染井吉野・ソメイヨシノ)・・・(枝垂染井吉野・シダレソメイヨシノ) 染井吉野・・全国に植えられて、”桜” の代名詞にもなっていて、誰もが知る品種です。 ”オオシマザクラ” と ”エドヒガン”の交雑からできた桜です。 徳川末期、江戸染井の植木屋によって ”吉野桜” の名で売り出され、明治33年”染井吉野”と 名を改めました。 枝垂染井吉野・・オオシマザクラと‘シダレザクラ’の雑種と考えられている栽培品種です。 明治期には栽培されていたようです。 ● (衣通姫・ソトオリヒメ)・・・(浪速桜・ナニワザクラ) 衣通姫・・・東京都立大島公園に植えられている”ソメイヨシノ”の実生から育成された品種です。 ”ソメイヨシノ” と ”オオシマザクラ” の雑種と推定されています。 浪速桜・・・伊豆大島の大島公園の”ソメイヨシノ”の実生から選抜された品種です。 白色大輪で旗弁も多く見られ、散り際に花全体が赤く染まります。 ● (御帝吉野・ミカドヨシノ)・・・(紅枝垂・ベニシダレ) 御帝吉野・・・”オオシマザクラ” と ”エドヒガン” の組合せで生まれました。 紅枝垂・・・・・”エドヒガン”の枝垂れ型で、花の色が濃いタイプです。 花が薄い枝垂桜よりやや遅れて開花し、花が平閉しないのが特徴です。 ● (豆桜・マメザクラ)・・・(湯村・ユムラ) 豆桜・・・・・古書には”ハコネザクラ” と名が載っています。 別名を ”フジザクラ” ”マメザクラ”で、その名は自生地・花姿に由来。 各地に広く分布し、富士箱根山麓には特に多く、大群落を見ることがあります。 湯村・・・・・兵庫県温泉町正福寺で栽培されている品種です。 ”ヤマザクラ” と ”キンキマメザクラ” の自然交雑種と考えられています。 枝が下垂することから枝垂れの名が付いて呼ばれることもあります。 ● (緑桜・ミドリザクラ)・・・(陽光・ヨウコウ) 緑桜・・・・・”マメザクラ”の緑のタイプです。 通常赤い部分がすべて緑色なので名がつきました。 陽光・・・・・愛媛県の高岡正明氏が、”アマギヨシノ” と ”カンヒザクラ” を交配して作られた 栽培品種で、花は紅色・中輪一重咲きです。 種苗法により、サクラで3番目に種苗登録されました。 ● (八重紅枝垂・ヤエベニシダレ)・・・(山桜・ヤマザクラ) 八重紅枝垂 ”エドヒガンザクラ”の枝垂れるタイプで八重咲きの桜です。 江戸時代から栽培され、京都・平安神宮に多く植栽されています。 山桜・・・・・本州の南半分の山地や平地に広く、分布しています。 奈良の吉野山の桜は、”ヤマザクラ”がほとんどです。 ● (八重紅彼岸・ヤエベニヒガン)・・・(薄紅彼岸・ウスベニヒガン) 八重紅彼岸 小彼岸系の余り大きくならない桜で、親が”マメザクラ” と ”エドヒガン” です。 薄紅彼岸・・・ ● (染井匂) 染井匂・・・・1960年に東京都大島公園にある「ソメイヨシノ」の種子から遺伝研で育てられた品種です。 外観はソメイヨシノに似ていますが、芳香があることから本種の名があります。 散り際、花の中心が赤く染まります。 ● 画像に間違いがありましたら、訂正いたしますのでご連絡ください ● また立ち入り禁止場所や高い木で、鮮明に撮る事ができない 画像もあります。 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入り口へ) |