(1)男鹿の海大水槽

                    



                      (男鹿水族館HPの展示フロアをお借りました)



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  ● 駐車場のそばに「慰霊の碑」があります。
       日本海中部地震で起こった津波で、ここで亡くなったスイス人女性のためということでした。
           1983年5月26日午前11時59分。
           震源は男鹿半島沖、マグニチュード7.7の地震が発生。
           秋田で記録された震度は強震の5。


               



  ● 水族館へ向かいます。


                  



              



       



                          



  ● 受付で入館料を払い、「入館口」を入ると、
       育みの海
          生命を育てる小宇宙  豊穣の海  秋田の海から世界の育みの海へ

          青い空と、緑の森と、きれいな海が人間を含めたすべての生命を育んできました。
          その生命の母である海には 「未知の世界・不思議」がたくさんあります。

          いつまでも地球環境を大切にする気持ちを込めて、
          秋田の海を基点に世界に生息する水族とそれを育む水域環境を展示しました。

          生命の豊かさ、貴さ、人と自然の共生を楽しく学んでいただければ幸いです。


                  



  ● (1)男鹿の海大水槽
          春から夏の男鹿の海を再現しています。水量800tの水槽には約40種2000匹もの生き物を展示し
          ています。 GAO最大、大迫力の水槽です。
       男鹿の海
          遥か男鹿半島沖は、暖流の対馬海流と寒流のリマン海流が交差し、半島北側の砂浜域を除く全
          域は「魚たちの揺りかご」といわれる海藻のおおい海になっています。
          また自然環境に恵まれた森をくぐり抜けた南北に流れる河川が、栄養分の豊かな水を海に運び、
          プランクトン(魚の餌となる小さな生物)がおおく育つため、沢山の生き物たちが集まりすみついて
          います。
          こうして男鹿半島沖は「子育ての海」「育みの海」となって、海の森(藻場)と山の森の恩恵を受け
          た理想的な海になっているのです。


                



                      



                  



              



       * 男鹿の海大水槽の秘密
            男鹿の海大水槽は幅15m、奥行き9.5m、深さ8mという男鹿水族館最大の水槽です。
            この大きな水槽を一面に見ることができるガラス(正確にはアクリルといいます)の厚さはなんと
            49cmもあるのです。
            幅10m、高さ7mというこの巨大なアクリルはどうやって作られるのでしょう。
            実物を横からご覧下さい。  すると9枚のアクリルを溶接して作られたことがわかります。
            9枚のアクリルを重ねても継ぎ目がわからないこの透明感、まさに神業です。


             



       * 男鹿の沿革
            日本海に面した男鹿水族館GAOは北緯40度に位置し、同じ内海としては地中海沿岸のバル
            セロナ、ナポリと同緯度です。  酸素を多く含んだ冷海水や、寒流と暖流の潮境はプランクト
            ンが豊富で多くの魚たちが集まるところです。
            また沿岸の水温は、夏場で28度冬は最低が8度という、穏やかさと荒々しさの両面を持ち合わ
            せた透明度ん高いきれいな海です。


                     



       * リュウグウノツカイ (剥製標本)
            全長:305cm 採集日:2014年1月28日 採集場所:男鹿沖 展示協力:秋田県漁業協同組合
            水深200〜1000mに生息する。  これまでに体長11mの個体が見つかっていることから硬い
            骨を持つ硬骨魚類の中では最大で体は銀色で、背鰭が鮮やかな紅色をしている。
            神秘的な姿を持つことから「竜宮の使い」と呼ばれている。  オキアミなどの小型なプランクトン
            を餌にしており、背鰭を使って立ち泳ぎのような姿勢で泳ぐことがある。


                  



                  



       * リュウグウノヒメ (剥製標本)
            全長:36cm 採集日:2014年4月14日 採集場所:男鹿沖
            展示協力:秋田県漁業協同組合畠支所
            体長50cmまで成長するシマガツオの仲間である。太平洋、インド洋の熱帯域〜温帯域に分布
            背鰭と臀鰭は体高よりも低く、溝に折りたたむことができる。


                     



       * 大水槽の左側のトンネルを潜っていきます。


                 



       * 男鹿の海底
            日本海の誕生は2800万年前に始まると考えられています。  面積は国土の3.5倍(約130万
            キロ平方メートル)あり、最深部が3610m、平均の深さは1350mです。
            海底は山脈と海盆が分布する海域と大和海嶺や朝鮮海台の高所、そして水深3000mを越え
            る日本海盆に分かれます。  その日本海の中心部に位置する「大和海嶺」は巨大な台地状
            の高まりで好漁場となっています。
            また男鹿沖の海底には「男鹿向瀬」や「新礁/しんしょう」・「千秋礁/せんしゅうしょう」があり、
            この大水槽ではそこに集まる魚たちを展示しています。


                              



            



       * ゴジラ岩
           水槽中に見える「岩」は男鹿半島西海岸の潮瀬崎(水族館の南約15km・車で約20分)に実在
           する名所「ゴジラ岩」を再現したものです。


                           



       * ノコギリザメ
            全長:121cm   性別:雄   日付:2008年6月27日
            場所:八峰町岩館沖20km、水深100m   船名:海運丸(菊池氏)
            ノコギリザメの仲間は世界で5種類が知られ、日本近海にはノコギリザメのみ生息します。
            分布は北海道以南の砂泥底です。
            このノコギリザメは残念ながら水槽に入れた翌日には死亡してしまいましたが、いろいろな魚
            が秋田の海にいることを皆様に知っていただきたく、標本にしました。
            その貴重な姿を是非ご覧ください。
       * ノコギリザメの秋田県内記録
            日付 1975年6月13日  場所 男鹿市北浦  性別 不明
            日付 2008年6月27日  場所 八峰町岩館  性別 雄   標本として保存


                  



       * 「日本の海水魚」コーナーに、エスカレーターで向かいます。


                      




                          (画像をクリックすると大きくなります)


                                ● (入口へ) ●

   

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