(画像をクリックすると大きくなります) |
<< 龍虎殿−→虎の間の玄関−→浪の間の玄関−→書院・能舞台−→ −→唐門−→中雀門・石標(明治天皇行幸所本願寺)−→ −→大玄関−→大玄関門−→築地塀−→本願寺伝道院 >> ● 龍虎殿(寺務所) 参拝・読経施設の「龍虎殿」は、参拝者の応接処遇の機能を果たす施設として活用されています。 平成23(2011)年の親鸞聖人750回大遠忌法要に先立ち、平成21(2009)年7月に竣工しました。 ● 虎の間の玄関(重要文化財) ● 浪の間の玄関(重要文化財) 入母屋造りの妻入りに唐破風を載せた、壮麗な浪の間の玄関です。 ● 書院・能舞台(国宝 重要文化財) 書院は、桃山時代に発達した豪壮華麗な書院造の様式の代表的なものです。 対面所と白書院に大別でき、対面所の西側に雀の間、雁の間、菊の間などの小室があります。 書院の北側には、現存する最古の能舞台である北能舞台、南側には親鸞聖人の降誕会に祝賀能が 舞われる南能舞台があります。 ● 中雀門・石標(明治天皇行幸所本願寺) ● 唐門(からもん 国宝) 桃山時代の伏見城の遺構といわれ、豪華な装飾彫刻を充満した檜皮葺き(ひわだぶき)・唐破風(か らはふ)の四脚門(しきゃくもん)です。 建築細部にみられる彫刻の見事さに、日の暮れるのを忘れることから「日暮らし門」とも呼ばれてい ます。 *北小路通から ● 大玄関 大玄関は、本瓦葺き入母屋造りの妻入りに唐破風を設けた南面する施設で、公式の行事などに際して 来客を迎えたりする折等に使用される。 大玄関の創建年代については、宝暦10年(1760)の親鸞聖人五百回忌の時にはその姿を見ることがで きるため、これよりあまり遡らない時期に造られたものと考えられている。 大玄関の前にある大玄関門は、第20代廣如上人の弘化4年(1847)に新築されたもので、左右に門番 屋を持つ重厚な門である。 さらに、門より南西側の平屋の木造建築は、当時、馬を繋ぎおく所として使用されたもので、馬繋ぎと 呼ばれている。 寺院でありながら武家時代の遺風を偲ぶべき建築様式である。 ● 大玄関門 *北小路通から ● 築地塀 切妻造、本瓦葺の版築の塀で5本の定規筋が引かれています。 江戸中期〜後期の建築と言われています。 ● 本願寺伝道院(重要文化財) *指定名称 旧真宗信徒生命保険株式会社本館(本願寺伝道院) この建物は、明治28年(1895)4月に設立された真宗信徒生命保険株式会社の社屋として、明治45年 に東京帝国大学教授伊東忠太の設計、竹中工務店の施工により建築されたものです。 当初は「本館」のほか「付属屋」、「倉庫」2棟、「物置、人力車置場、便所」、「屋根付伝ひ廊下」が建っ ていましたが、現在は「本館」のみが残っています。 伊東忠太の提唱した「建築進化論」(石材や鉄に依存しつつも欧化でも和洋折衷でもなく、日本建築の 木造伝統を進化させること)を明確に表現した建物で、外観は古典様式に基づくものの、開口部まわり や軒まわり、塔屋の形態などにサラセン様式、日本の伝統的な様式が用いられています。 現在は本願寺伝道院として浄土真宗本願寺派僧侶の布教・研修の道場として使用しています。 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |