(4)御本社→奥宮

                                   


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   ● 唐門(からもん/国宝)
       全体が胡粉(ごふん)で白く塗られ、「許由と巣父(きょゆうとそうほ)」や「舜帝朝見の儀(しゅんてい
       ちょうけんのぎ)」など細かい彫刻がほどこされています。
       柱には唐木の寄木細工で昇龍・降龍の彫刻があり屋根には鰭切れの龍(昼の守)と恙(つつが/夜の
       守)が飾られています。

                          


                         


                  


    * (右側)

                  


                  


                  


    * (左側)

                  


                  


                  


       



                     


                           (全景は、パノラマでご覧ください)


   ● 神輿舎(重要文化財)・・・唐門の左側
       寛永12年(1635)に建てられ、入母屋、銅瓦葺き正面には軒唐破風の建物で反対側にある神楽殿と
       対です。
       黒と金を基調とし高欄は朱色、組物、彫刻、欄間は極彩色で彩られています。
       内部には千人行列で渡御する徳川家康(中央)、豊臣秀吉(左)、源頼朝(右)を祭った神輿が安置さ
       れています。
       「千人武者行列」は元和3年:1617年、久能山から日光に徳川家康の御霊を遷す際行なわれた行列
       を模したもので約1200人が参加します。
       天上の絵は狩野了琢の筆による天女舞楽の図です。

                  


                      


   ● 唐門右側に祈祷殿・坂下門手前の眠り猫の彫刻・神楽殿が見えます。

    * (左・・祈祷殿 中央・・坂下門手前の眠り猫の彫刻 右・・神楽殿)

                     


   ● 神楽殿(重要文化財)
       寛永12年(1635)に建てられ、入母屋、銅瓦葺きの建物で反対側にある神輿社と対です。
       黒と金を基調とし高欄は朱色、組物、彫刻、欄間は極彩色で彩られています。
       舞台が本社側を向き、普段は閉められていますが例祭などでは蔀戸が大きく開き吹き放ちとなり
       乙女による神楽が奉納されます。

                  


                  


   ●  祈祷殿(重要文化財)
       結婚式や初宮などのご祈祷が行われます。

                       


   ●  御本社(国宝)
       本殿・石の間・拝殿からなり最も重要なところで、例祭をはじめ年中の祭典が斎行されます。
       また拝殿左右には、「将軍着座の間」・「法親王着座の間」があります。

                                     


   ● 眠り猫(国宝)
       左甚五郎の作で、牡丹の花咲く下に日の光を浴びて子猫が転た寝しているところで日光を現わす絶妙
       の奥義を極めています。
       裏には、天敵である猫が居眠りをして雀が踊っている姿を表現しています。

                  


                  


   ● 坂下門(重要文化財)
       坂下門を潜り石段を約200段登ると家康公の御墓所奥宮があります。
       普段は閉められ将軍参詣の折しか開く事がないため「開かずの門」とも呼ばれていました。
       欄間には鶴の透かし彫り、腰羽目には牡丹と唐草が彫り込んでいます。

                  


                             


   ● 奥宮への石段を登ります。
       石段と石柵
         このあたりの長い石段は、東照宮の建築の見所の一つです。
         石段は、一段毎に一枚石を用い、石柵は一本石をくりぬいて作ったものです。

                  


   ● 唐銅鳥居
       天和3年(1683)石鳥居を改めて唐銅鳥居を建てました。
       御神号勅額は後水尾天皇の宸筆です。

                  


   ● 御宝蔵
       承応3年(1654)創建外部全体を青銅で包んであります。
       この御宝蔵には朝廷から家康公並に東照宮におくられた官符宣命等の文書を収めたものです。

                  


   ● 狛犬
       松平右門大夫正綱、秋元但馬守泰朝両氏の寄進。
       二氏は家康公の遺臣であり、寛永年間当宮造営の功により特に奉納を許されました。

                  


   ● 奥宮拝殿(重要文化財)
       参拝をするための社殿で将軍でないと昇段参拝は許されませんでした。
       建物全体が銅板で包まれており、その上に黒漆がぬられ奥宮らしく落着きを見せた社殿です。 

                  


                  


   ● 鋳抜門(いぬきもん/重要文化財)
       椎名伊豫(しいないよ)作
       慶安3年(1650)
       唐銅で屋根・柱・壁などを鋳造し、それを組立てたものであり、鋳抜門と称する。
       当時の豪華な作風を示すもので、色調は御宝塔にふさわしく荘厳の気があふれています。

                  


   ● 奥宮御宝塔 (御墓所/重要文化財)
       御祭神家康公の神柩をおさめた宝塔です。
       八角九段の基盤の上にたち高さは五米。
       当初は木造でしたが、石造に改められ五代将軍綱吉公の時、現在の唐銅製(金・銀・銅の合金)に
       改鋳されました。
       鋳工椎名伊豫の作。
       この神域は350年弐年大祭(昭和40年斎行)を記念して特別に公開されています。

                  


                  


   ● 御神木叶神杉(樹齢600年)
       願事を叶えてくれると云う願掛けの杉の木です。
       祠に向かってお参りください。

                             


                                    



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                               ● (入口へ) ●

 

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