桃岩展望台コ-ス
2012.07.30
稚内港−−−(約115分)−−−香深港(礼文島)

バスの場合(宗谷バス)・・・フェリーターミナルから桃岩登山口まで1日数便。
   フェリーターミナル−−−(約25分)−−−桃岩登山口

桃岩登山口−−−(ゆっくり60分)−−−桃岩展望台


         


      (山道などが変更されている場合もありますのでご注意ください)

             (画像をクリックすると大きくなります)

 行き方は沢山あります。
    バスの場合(宗谷バス)・・・「フェリーターミナル」から「桃岩登山口」まで1日数便あります。

    * (バス停/桃岩登山口)・・・(うっすら桃岩が)

                                 


 バス停先の桃岩トンネルの手前左側に登山口があります。
    標識(←桃岩展望台 元地↑)
    桃岩展望台入口
       桃岩展望台入口〜(約500m15分)〜桃岩展望台〜(約2.5km90分)〜元地灯台
          桃岩(標高250m)はタマネギの皮のように、幾重にも重なっている構造をした球状の巨大な岩体
          で、この割れ目構造を「板状節理」といいます。
          桃岩展望台から元地灯台へ続く「桃岩歩道」では、草原・岩場・湿地・風衝地など、環境の変化
          によってつぎつぎと姿を変えていく高山植物の群落や、色とりどりのお花畑を見ることができます

    * (桃岩登山口)・・・(←桃岩展望台)・・・(桃岩トンネル) 

                  


 標識(←桃岩展望台)に従い登っていくと突き当たり、
           標識(←フェリーターミナル0.9km  桃岩0.7km→)があります。

    * (←フェリーターミナル0.9km  桃岩0.7km→)

                  


 右折し、なだらかに登って行きます。

                  


 四辻になり、標識と看板(植物群落保護林)があります。
    標識(↓礼文林道1km 香深港2km 元地2km)
    看板(ようこそ北限の国有林へ 植物群落保護林)
          礼文島桃岩附近一帯は、北方系の貴重な高山植物群落が多数展開していることから、国有林
          ではこの区域が「植物群落保護林」に指定し、保護に努めています。
          ここに咲く花々を「人類の貴重な財産」として後世に引き継いでいくため、花を盗らない、歩道以
          外には踏み込まないなどの散策マナー守り、保護への協力をお願いします。

    * (四辻)・・・(標識)・・・(植物群落保護林)

                  


 左折すると林道歩きでレンジャーハウス経由で桃岩展望台へ。
 直進は、階段を上って桃岩展望台へ。

    * (林道歩きでレンジャーハウス経由で桃岩展望台へ)・・・(階段を上って桃岩展望台へ)

                          


 霧がでて視界が利かないので、左折しレンジャーハウスに向かいます。
 レンジャーハウスの側にトイレがあります。
 看板(アイヌ戦争 桃岩物語)  (桃岩附近に咲く高山植物)
      今から約300年前日高東部蝦夷と日高の国沙流の酋長オニビシとの間に漁猟場奮争に因を発し、こ
      れに当時アイヌに対する松前藩の失政と和人の抑圧が更に原因を誘発して、南の島原の乱につぐ北
      の大乱として天下を騒がせたシャクシャイン事件が起こった。
      当時、アイヌ軍の勢力はすざましく、各地で交易船を襲い多数の和人を殺害し一時は松前藩も危なく
      なったが、奸計によってシャクシャインが討たれてから叛乱は、ようやく鎮圧された。
      だが、すべて平定されていた訳ではなかった。このシャクシャインに組して和人20有余人を殺した磯
      谷アイヌ50〜60人がルイシン(利尻)に押し渡り皆殺しにするというのを利尻のアイヌが助けを求め30
      両の賞金を出してやってことなきを得たが、磯谷アイヌは、この余勢をかって礼文にも押し入ってシャ
      クニンコタンを制圧した。
      これを知った強族香深井アイヌ一族の酋長ワカインは次の襲来を予期して一族を結集、この磯谷ア
      イヌを先制攻撃することになった。
      香深井アイヌ軍は、地勢をよく知っているので、カフカイ川上流より峰を辿って背後より尺忍の拠点を
      討たんと軍を進めた。
      一方磯谷アイヌ軍も、これを察知して防戦、拠点を桃岩付近に置きここにたてこもった。
      桃岩付近で両軍必死の抗戦を続けたが、精悍勇壮な香深井アイヌ軍は遂にこれを攻め寄せてこの
      天敵を討った。
      この時、松前藩との和睦のため余市に行っていた宗谷アイヌ酋長セクランケと利尻アイヌ酋長ムシモ
      ンヘリンが帰って仲裁に入り今後は理由の如何を問わず、島に渡島しないことなどの条件で、一物も
      得ず、残党だけは釈放され、島内は再び平和に復したと言う。
 看板(桃岩附近に咲く高山植物)

    * (レンジャーハウス)・・・(アイヌ戦争 桃岩物語)・・・(桃岩附近に咲く高山植物)

                  


 桃岩展望台に向かって登って行きます。
 標柱(北海道文化財指定天然記念物 礼文島桃岩附近一帯の野生植物)

                  

 
 桃岩展望台到着。
 桃を逆さにしたような形をしている高さ250mの桃岩は、残念ながら霞んで見えません。
    桃岩・・桃の形をした巨大な奇岩。
         礼文島の地層では比較的新しい時代にできたもので、地下のマグマが地表部を押し上げ冷やさ
         れながら球状の巨大な岩体に成長したものです。
         表面にはタマネギの皮のような球状節理(板状節理)が取り巻き、表面のはがれ落ちた内部には、
         表面よりゆっくりと冷えていく速度の違いから柱のような柱状節理が見えます。
         周辺は古戦場で、アイヌ同士の戦いの秘話も残っています。
 展望台周辺は、夏に高山植物が咲き誇ります
 標識(←元地灯台2.5km  ↓トイレ0.2km  フェリーターミナル3.6km→)

    * (桃岩展望台)

                  


 桃岩歩道
    桃岩展望台から元地灯台までの桃岩歩道(約2.5km)は、別名「礼文フラワーロード」とも呼ばれます。
    草原や岩場などの環境の変化につれて植物相も変わるため、歩道沿いからたくさんの種類の草花の群
    落を見ることができます。
 高松宮妃殿下お歌の石碑が建っています。
     桃岩のきり立つ  崖の上にたちて  宮と眺むる  北海の波
           北のはて 礼文のしまの 潮風に ゆれつつ咲けり 礼文うすゆき

    * (右画像/高松宮妃殿下お歌)

      


                

   
                           (全景は、パノラマでご覧ください)


                          (画像をクリックすると大きくなります)

 

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