(5)上品堂・中品堂・下品堂

        



     (24)中品堂      (25)阿育王塔      (26)上品堂      (27)天皇陛下御手植之松

                   (28)下品堂                   (29)珂碩上人御廟


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   ● (24)中品堂
           上品堂を中心に、右に中品堂、左に下品堂と配置し、各堂宇には阿弥陀佛像が三体躰ずつ安
           置されております。
         三仏堂修覆
           元禄11年〜12年にかけ建立されたこの三仏堂も、安政・大正の地震の災厄により甚大な損害
           をうけ、そのつど補修したが、昭和58年10月7日珂碩上人の第290年忌の勝縁に際し、大修覆
           工事をおこない、創建当時の偉容を再現した。
           九品の阿弥陀如来像を奉祀してあるのは九躯寺(浄瑠璃寺)と当山のみである(都有形文化財)

                 



                              



                          



                      



   ● (25)阿育王塔(上品堂方面の右側)
           阿育王は、紀元前3世紀のインドの王で、仏教を国教とし、慈悲の教により国民に臨み、その恩
           徳国内に満ちたといわれる。
           インド各地に今も残る釈尊の遺跡に多くの石柱を建立して顕彰の誠を示された。
           現今のインドの国旗は、この石柱の頭部の法輪である。
           当山の王塔は、日本様式であり、天保年間のものである。
               淨真寺「縁起」本堂札所にあります(有料)

                  



                                 


   ● (26)上品堂
           上品堂を中心に、右に中品堂、左に下品堂と配置し、各堂宇には阿弥陀佛像が三体躰ずつ安
           置されております。
         来迎会(おめんかぶり)
           当山には、ひろく「おめんかぶり」の名で親しまれる行事がある。
           これは3年ごとに奉修される阿弥陀如来二十五菩薩「来迎会/らいこうえ」のことで、無形文化
           財に指定されている。
           念仏行者が臨終の夕べに、阿弥陀さまが二十五の菩薩さまをしたがえて西方浄土よりご来迎
           になるという、浄土の教えを行事にしたもので、その日は三仏堂から本堂への懸橋を信者の方
           々が菩薩のお面をかぶって行道(ぎょうどう)する尊くもまた厳粛な儀式である。
           このおめんかぶりは、3年に1度の行事であり、5月5日の午前11時・午後4時の1日2回おつとめ
           する。 関東においては、当山のみの行事であり、ぜひ1度御結縁あらんことをおすすめする。
           なお、毎年8月16日当山の法宝物を一般公開しているので御来観ください。
               淨真寺「縁起」本堂札所にあります(有料)

                  



                      



                              



   ● (27)天皇陛下御手植之松(下品堂方面の右側)

                     



   ● (28)下品堂
            上品堂を中心に、右に中品堂、左に下品堂と配置し、各堂宇には阿弥陀佛像が三体躰ずつ
            安置されております。
          九品仏と三仏堂
            珂碩上人(1617〜94年)は、念仏行者として一代の高僧であるとともに、また非常に彫刻に秀
            でられ、その彫刻された仏像も多数におよんだ。
            なかでも、18歳で発願、51歳のとき完成した九躰の阿弥陀如来像(九品仏)は上人畢生の結
            晶といわれる代表作で、末代衆生化益(けやく)の尊い御仏像である。
            九躰とも文化財の指定をうけ、上品堂(じょうぼんどう/中央)・中品堂(ちゅうぼんどう/右)・下
            品堂(げぼん/左)の三つのお堂(三仏堂)にそれぞれ三躰ずつ安置してある。
            上品堂のうち、中央を上品上生仏、右を上品中生仏、左を上品下生仏とする。
            中品堂、下品堂と同様で、したがって阿弥陀さまには、上品上生から下品下生まで九つの名
            があり、それぞれ手の位置および印契が異なっている。
            なにゆえに阿弥陀さまに九品の差別があるのか、一つには私たちの浄土教入信の過程・段
            階を、二つには念仏によって浄化される私たちの心の様態を示し、三つには往生人たるわれ
            われの機根を分類したのであって、私たちが念仏信仰に入るときの動機から、段々念仏によ
            って身と口と意の三つが浄化されてゆき「生けらば念仏の功つもり死なば浄土にまいりなんと
            てもかくてもこの身には、思い患うことぞなき」という念死念仏の心境に至る道程を示したもの
            ということができる。
            京都府下の浄瑠璃寺(九躰寺)とともにわが国における東西の九品仏像の双璧である。
                 淨真寺「縁起」本堂札所にあります(有料)

                        



                      



                              



                          



   ● 地蔵堂(墓地入口入り右側)

                      



   ● 標識(←開山歴代上人御廟)

                  



   ● (29)珂碩上人御廟
           珂碩上人は元禄7年(1694)10月7日、御年77歳にて示寂されました。
           御廟より右手は歴代上人墓です。

                          



                          




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                                  ● (入口へ) ●


  

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