* (9/果樹古品種園(東・西))・・・(10/野草の島)・・・(11/富士見櫓)・・・ ・・・(13/松の大廊下跡)・・・(14/茶畑)・・・(15/富士見多聞) (画像をクリックすると、大きくなります) |
<< 果樹古品種園(東)−→果樹古品種園(西)−→野草の島−→ −→富士見櫓−→松の大廊下跡−→茶畑−→富士見多聞 >> ● 果樹古品種園(東) ここには、かつて食用として栽培されていた古い品種の果樹が植えられています。 江戸城の跡に江戸時代の果樹の品種を植え、入園者が楽しめるようにとの天皇陛下のお考えから 古い品種の果樹園をつくることになりました。 東側にはカンキツ5品種、ニホンナシ5品種、モモ・スモモ4品種が植えられています。 そのうち、「三宝柑」、「クネンポ」、「紀州ミカン」のカンキツ3品種を天皇陛下が、「淡雪」、「大古 河」、「類産梨」のニホンナシ3品種を皇后陛下が、それぞれ平成20年(2008)4月にお手植えになり ました。 ● 果樹古品種園(西) ここには、かつて食用として栽培されていた古い品種の果樹が植えられています。 江戸城の跡に江戸時代の果樹の品種を植え、入園者が楽しめるようにとの天皇陛下のお考えから 古い品種の果樹園をつくることになりました。 西側にはワリンゴ3品種、カキ5品種が植えられています。 そのうち、「高坂リンゴ」、「リンキ」のワリンゴ2品種と「豊岡」、「四溝」のカキ2品種を天皇皇后 両陛下が平成21年(2009)3月にお手植えになりました。 ● 野草の島 トチノキやホオノキなどの大木の下に、野草や花木が四季おりおりの花を咲かせ、実をつけます。 主な植物 野草 フクジュソウ・フッキソウ・イカリソウ・ユキノシタ・ヤブレガサ・コバギボウシ ホトトギス 花木 モクレン・タニウツギ・バイカウツギ・コアジサイ * (フクジュソウ)・・・(フッキソウ)・・・(イカリソウ) * (ユキノシタ)・・・(ヤブレガサ) * (コバギボウシ)・・・(ホトトギス)・・・(モクレン) * (タニウツギ)・・・(バイカウツギ) 「櫓/やぐら」とは、倉庫や防御の役割をもった建物で、かつて江戸城には19の櫓がありました。 今は、伏見櫓、桜田二重櫓と、この富士見櫓の3つが残っています。 その中で、富士見櫓は唯一の三重櫓で、櫓の高さは約16メートルで、どこからみても同じような形に 見えることから「八方正面の櫓」とも呼ばれています。 明暦の大火(1657年)で消失した天守閣の代用としても使われ、将軍が両国の花火や品川の海、富 士山はもとより、秩父連山や筑波山、東京湾などを臨むことができました。 太田道灌の歌に「わが庵は松原つづき海近く富士の高嶺を軒端にぞ見る」と詠まれていますが、その 歌を詠んだ場所がこのあたりではないかといわれています。 ● 「松の大廊下跡」に向かいます。 ● 松の大廊下跡 赤穂浪士討ち入りにつながったことで知られる、浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)の 吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしなが)への刃傷事件(1701年/元禄14年)のあったところで す。 廊下に沿った襖戸に松と千鳥が描かれていたのが名前の由来といわれます。 江戸城中で2番目に長い廊下で、畳敷きの立派なものでした。 ● 茶畑の脇を登っていきます。 ● 富士見多聞 「多聞」とは、防御を兼ねて石垣の上に設けられた長屋造りの倉庫のことで、多聞長屋とも呼ばれ ました。 鉄砲や弓矢が納められ、戦時には格子窓を開けて狙い撃つことができました。 本丸の周囲は、櫓と多聞で囲まれて万一に備えていました。 ● アジサイの道を下ります。 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |