(5) 好文亭 4

          



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   ● 太鼓橋廊下
        この太鼓型の橋廊下は奥御殿と好文亭を結んでいます。
        廊下の左側に烈公が創案した篠で作った格子窓があります。
        この窓は、外からは窓であることが判らないように工夫して作られています。

                  


                  



   ● 華燈台口
        奥御殿から茶室に渡る出入口で、小坊主が控えていて連絡にあたった部屋です。
        室内の杉戸には、古今集の和歌が華麗な色紙短冊に書かれていましたが、火災により損傷した
        ので、一部作り直したものです。

                  


                              


       


            


                      


                      


                              



   ● 東塗縁
        18畳の総板張りの広間で,斉昭は藩内の家臣(80歳以上),庶民(90歳以上)を招き敬老の会を
        催しました。

                  



   ● 厠

                          



   ● 展示(平成23年3月11日・東日本大震災で崩落した黄土砂壁)

                  


                          



   ● 軒下に敷き詰められた黒石は和歌山県の那智石です。

                         


                  



           



                              



   ● 藩主の間
        藩主斉昭(烈公)が好文亭にお成りの時、ここで文人、墨客、庶民などに接しました。
        部屋は紗張戸を用い左右が透かして見えるように工夫され、特に床の間は設けず簡素に竹の柱
        だけが下げてあります。

           



   ● 履脱石
        ガマの背に似た斑紋があるのでガマ石と呼ばれています。
        履脱石は、2.4m×1.6mあり谷田の羅漢寺にあったものをここに移設したとされています。   
        
                       



   ● 軒下に敷き詰められた黒石は和歌山県の那智石です。

                          



   ● 扁額
         御座の間(烈公の間)前の中庭側にあります。もともとはここが好文亭の入口であったようです。
         見落としやすい場所です。

               


                  



   ● 西広縁
        三間と六間の大塗縁の北側と西側書く二枚の杉戸には、作詩作歌に便利なように、四声別韻字
        真仮名平仮名を烈公が能筆の人に書かせ、辞書代わりにしました。
        現在の文字は、東京芸術大学の先生が復元したものです。
        天井は杉皮網代張り、仕切り戸は竹篭目紗張りで、ここに父墨雅人がよく集まり詩歌を作り書画
        をかいたりしました。

                  


                              


                          


                  


                          


             



   ● 対古軒
        ここは好文亭に招かれた人が少し休んだり、茶席に出る前に、静座して心気を整えるなどに使わ
        れた部屋です。
        ここに揚げてある丸い刻板は、烈公の歌を彫ったものです。
        対古軒と名づけたのは凡河内躬恒(おうこうちみつね)の
           世をすてて 山に入る人 山にても なおうきときは いづち行くらん
        という古歌」に対して烈公が
          世をすてて 山に入る人 山にても なおうきごきは ここに来てまし
             意味
              山に入っても、なお落ち着かなかったら、静かなここ好文亭にお出で下され
        と詠んだことにもとつづくものです。

         



   ● 厠

                                       



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                               ● (入口へ) ●

  

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