(2)菱の門→ろの門

                


                       


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   ● 菱の門
        姫山・鷺山(城山)への入口を固める櫓門で、門の正面二は郭となる石垣と土塀があり、枡形構造
        になっています。
        「菱の門」の名称は、鏡柱上部の冠木に木製の花菱が飾られていることに由来します。
        鏡柱は1本の太い角柱のようにみえますが、実は板で覆った築城材のようなもので、板の合端を
        隠すために筋金具を打ちつけています。
        外観は一部を除き白漆喰総塗込めで、柱や貫、長押などの形がそのまま出ているのが特徴です
        2階の正面には黒漆に飾り金具がついた火灯窓・武者窓が配置されています。
        入母屋の東西の妻は、西側が素木の木連格子、東側が白漆喰塗込めになっています。

                  



                


                          



                             


                  


                                     


                  


   ● 門番所
        菱の門の大きな門扉の左手(西側)には潜戸がついています。
        ふつうはこの戸から出入りするので、戸の左側に番所があって、適宜門番が監視しました。
        日常的には門扉を開けて人が出入りすることはありませんが、城主が天守に登るような時には開
        放します。
        城主はこの門で駕籠などの乗物から降りて、あとは徒歩となりました。
        そういう場合にはこの門の出入りを厳重にして、姫山を警備する必要がありました。

                  


                  


                          


               


   ● いの門
        2本の本柱の上に横木を渡し、屋根をつけ、各本柱の後方部分に本屋根と直角になった一対の切
        妻小屋根を持つ高麗門です。

                          


                 


                             


                             



                          (全景は、パノラマでご覧ください)


    * (振り返ると)

                          


                


   ● 井戸
        城を築く時には、いかに水を確保するかが最も重要となります。
        城外に水源を求めると、籠城戦となった場合、攻め手に水路を断たれたり、汚物や毒物を投入され
        る危険があるので、安全な水源は城内の井戸になります。
        姫路城では内曲輪だけで33ヵ所の井戸がありました。
        現在では11ヵ所が残っています。
        これらの井戸の中には深さは約20〜30mのものもあり、姫山の岩盤に届く深さになります。
        ここの井戸は深さ8.8m、水深約2,7mです。

                          


   ● ろの門
        いの門と同じ高麗門で、内側には石垣と土塁によって枡形が設けられ、武者溜が造られています。


                


                          


                             


                             


    * (振り返ると)

                  


    * (見上げると天守閣が・・・)

                          



                          (画像をクリックすると、大きくなります)


                                ● (入口へ) ●


 

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