(画像をクリックすると、大きくなります) <<二の丸駐車場−→表門橋−→彦根城博物館−→管理事務所−→ −→表門山道−→廊下橋下通過−→鐘の丸−→天秤櫓>> ● 表門前の「二の丸駐車場」に駐車。 ● 表門橋を渡り管理事務所に向かいます。 表門橋 明治初期の写真や当時の文献を参考に、3年の歳月をかけ平成16年2月、現代に甦りました。 ● 管理事務所の前に彦根城博物館があります。 彦根城博物館 江戸時代彦根藩の政庁であった表御殿を復元したもので、井伊家に伝わる美術工芸品・茶器・ 古文書等を展示しています。 中央には江戸時代(約200年前)に建てられた能舞台を復元され、毎年能と狂言を開催し古典芸 能に触れることができます。 入館時間 8:30〜17:00(入館は16:30まで) 休館日 12月25日〜12月31日(資料整理期間) 料金 彦根城博物館のみ・・大人/500円 小・中学生/250円 彦根城・玄宮園とのセット券・・大人/1,000円 小・中学生/350円 ● 管理事務所通過。 営業時間 8:30〜17:00 年中無休 料金 彦根城・玄宮園入場券・・大人/600円 小・中学生/200円 玄宮園のみ・・大人/200円 小・中学生/100円 彦根城博物館のみ・・大人/500円 小・中学生/250円 彦根城・玄宮園セット券・・大人/1,000円 小・中学生/350円 ● 表門山道の階段をのぼっていきます。 ● 天秤櫓への廊下橋の下をくぐります。 廊下橋 空濠を跨ぐようにして鐘の丸から天秤櫓の門へ架けられている木製の橋です。 もとは橋に覆い屋根と壁がつけられていた事から、廊下橋の名で呼ばれていたそうです。 城の防備のため城兵の移動を敵方に知られないようにするため、また「落とし橋」としての機能 もあり、非常時には橋を落下させ、敵の侵入を防ぐ事ができるようになっていたそうです。 ● 標識(←天守へ ↑大手門・梅林 表門・バスP↓)に従い天守方面に階段をのぼると「鐘の丸」で茶店 があります。 鐘の丸 太鼓櫓門下にある時報鐘が築城当初はここにありました。 大広間御殿と御守殿がありましたが、大広間御殿は1732年に江戸屋敷の広間として移築され、 御守殿は明治初期までここにあったそうです。 * (天守方面へ)・・・(鐘の丸・売店) ● 廊下橋をわたり天秤櫓へ。 天秤櫓(てんびんやぐら 重要文化財) この櫓は、豊臣秀吉が創築した長浜城大手門を移築したといわれているもので、ちょうど天秤 のような形をしているところから天秤櫓と呼ばれた。 この形式は、わが国城郭のうち彦根城ただ一つといわれている。 嘉永7年(1854年)に中央部から西方の石垣を足元から積み替えるほどの大修理があり、東半 分の石垣がごぼう積みであるのに比べ西半分は落とし積みになっている。 * (振り返ると) ● 天秤櫓に入ります。 天秤櫓 天秤櫓は、鐘の丸から渡された廊下橋が多聞櫓の中央に開かれた城門に架けられ、左右に二重二 階の隅櫓を配し、天秤のように左右バランスがとれている構図をもつ櫓です。 慶応8年(1603)から11年(1606)にかけて建立されたもので、長浜城の大手門を移建されたと考えられ ています。 門のその後については、宝永3年(1706)、天明4年(1854)、明治(1892)にそれぞれ修理が行われてい ます。このうち寛永の修理がもっとも大規模で、このとき中央部より西側はすっかり改造されています。 このとき石垣も積替えられており、東半分が古式の牛蒡積みであるのに対し、西半分は新式の落し積 みとなっています。 鐘の丸から渡された廊下橋は、往時、両側に壁があり、屋根をもった橋で、中の人の動きが外から見 えない構造になっていました。 (昭和26年9月22日 重要文化財指定) 天秤櫓のみどころ 1、表坂・大手坂・鐘の丸の敵陣に対応した、コの字型に配置した城門と両側の続櫓である。 2、天秤櫓は、天秤ばかりのような廊下橋を中心に左右対称と言われているが、左右の窓の数に違 いがある。 (表面の壁の厚みに防御策がある) 3、両端の二重櫓は、右(東側)が江戸に、左(西側)が京の都に正面を向けた時代背景を反映した 形で建てられている。 4、窓の格子木は、弓や鉄砲等で敵陣を広く狙えるように菱形の木材を使用している。 5、天秤櫓門は、侵入者が門を突破しようとして扉の下に梃子を差し込むのを阻む「蹴放」と、門扉を 持ち上げて外そうとしても押さえ付ける「まくさ」を仕組んだ城門になっている。 6、天秤櫓は、表(正面)から本丸に攻めてくる敵陣の反撃を堀切を利用した落とし橋などで防御する 重要な要塞の役割を担っている。 7、櫓の柱にはチョンナ目がある。 また、武具などを保管する武器庫として活用されている。 * (鐘の丸方面) 天秤櫓の壁 天秤櫓の壁は、防火や防弾のために厚い土壁となっています。 土壁は、竹を縦横に組んだ竹小舞を骨組みとして藁縄を絡め、それに荒壁、中塗り、白漆喰の順に 塗り重ねています。 建物の外面は、柱などを土壁で完全に塗り込める「大壁作り」、内面は柱を見せる「真壁造り」となっ ています。 また敵が攻め寄せる外側は、防弾の効果を高めるために壁を二重に造って一段と厚くしています。 その厚さは30cmを超えています。 このように厚くなっているのは、防弾が必要な壁面の中位より下であり、それより上方は通常の土 壁としています。 天秤櫓のどちら側が二重壁になっているか、確認してみてください。 二重壁のある側が、深い「大堀切」に面した外側になっているはずです。 * (佐和山城跡) ● 天秤櫓をでます。 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |