(画像をクリックすると、大きくなります) << 仏殿−→居士林−→寿徳庵 >> ● 仏殿 円覚寺の本尊さまをおまつりしてある建物で、関東大震災で倒壊しましたが、昭和39年に再建さ れました。 本尊さまは冠を被っておられるので、宝冠釈迦如来(ほうかんしゃかにょらい)とよばれます。 華厳の盧遮那仏(るしゃなぶつ)とも称されます。 本尊さまは1282年(弘安5年)佛殿開堂の際に安座されましたが1563年(永禄6年)の大火で焼失 お顔のみが救出されました。 後に江戸時代、天甫昌円によって1625年(寛永2年)佛殿が再建される際に体部が補造されまし た。 その時、本尊さまの両脇に梵天、帝釈天がまつられました。 「大光明寶殿」の扁額は1378年、後光厳天皇より賜りました。 開山毎歳忌(かいさんまいさいき)、達磨忌(だるまき)、臨済忌(りんざいき)、祝聖(しゅくしん)など の諷経や毎朝の暁天坐禅がここで行われています。 * (宝冠釋迦如来坐像/ほうかんしゃかにょらいざぞう) * (白鹿図/天井画 前田青邨画伯監修 守屋多々志画伯作) * (この鐘は、法要、及び非常時以外撞いてはなりません) (全景は、パノラマでご覧ください) ● 居士林(濟蔭庵/さいいんあん) 明治の頃より円覚寺では、在家の人の座禅(居士禅)が盛んになり、山岡鉄舟、鈴木大拙、夏目 漱石などの多くの居士が参禅しました。 大正11年にこの濟蔭庵に居士の坐禅道場として居士林が開設されましたが、大正15年に焼失、 早大濟蔭団が中心になり復興運動を起こしました。 幸いなことに柳生新蔭流の剣道場を、柳生基夫氏(徹心居士)が寄付を決断され昭和3年にこの 濟蔭庵に移築して開単となり以来80年近く学生や社会人が中心となって雲水と同じように修行 する学生坐禅会、土日座禅会を運営してきました。 堂内には本尊の不動明王がまつられ、「頭燃を救うが如し」の扁額が掲げられ心の安らぎを求 めて坐禅に来る人を待ち受けています。 ● 大方丈へむかいます。 ● 寿徳庵(じゅとくあん) 百観音霊場 第五番札所 第六十六世月潭中円 (げったんちゅうえん)の塔所。 本尊は聖観音菩薩。 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |